初めまして。ソロギターを細々と続けてかれこれ4~5年になる「なえ」と申します。
2年ほど前から気になっていた“エリオットカポ”をなんとなんとプレゼントでいただいてしまったので、今回はそのレビューです。
あ、一応Youtube宣伝させてください…。
エリオットカポの概要
エリオットカポとはずばり、最高級のカポのうちの一つです。ハンドメイドのカポで、ステンレスから削り出し手作業で磨き上げるという、そりゃ高いわ仕様です。
気になるお値段は、35200円…。マジで高級品すぎます。カイザーカポが10個以上買えます。
その他はこんな感じ。
- サイズ 1 11/16(約4.3cm), 1 3/4(約4.4cm), 1 7/8(約4.8cm) インチ
- 通常は鏡面仕上げ
- サテンフィニッシュあり(艶消し)
- ツイスト加工ver あり
いろいろあるんですね。ツイスト加工のデザインも芸術的です。街にあるモニュメントみたい。
サイズに関しては正直どれがいいのかわからなかったので、御茶ノ水にある『Hobo’s(ホーボーズ)』さんにお伺いして質問してみました。
カポのサイズって結局どれがいいんですかね???
大は小を兼ねる精神で、一番大きいのをおすすめしてます👍
とのことでした。
一番大きいサイズの1 7/8(約4.8cm) インチだと、MARTIN系の太いネックでも8カポまで対応しているということなので、心配な方はとりあえず一番大きいものを選ぶとよいのではないかと思います。(僕もそうしました)
ちなみに後から知った話ですが、このエリオットカポはかつて「カポのロールスロイス」と呼ばれたマッキーニーカポを継承しているとのこと。
この日から僕はロールスロイスのオーナーとなりました、、、。(笑)
内容物
いろいろ。替えのラバーみたいなのも1つ入ってました。
エリオットカポと他社のカポのサウンドの違い
音が伸びる!各弦の音のバランスが良い!カポつけてるのに開放弦で弾いてるみたい!です。百見は一聴にしかず()ということでデモ演奏を貼り付けます。↓
(準備中です…;)
ここ2年くらいはずっとSHUBBのアコースティックギター用のカポ(3000円くらい?)を愛用していました。これでも初心者時代に使っていたプラスチックのカポと比べると天と地ほどの差があったのですが…。
音が伸びる!
僕がエリオットカポを使ってまず最初に驚いたのは、音が伸びることでした。
ギターという楽器の性質上、開放弦が一番きれいに響くといわれているのですが、まるでそれをどのフレットでも得られるような感覚です。
カポをつけるとどうしても音が劣化してしまうのですが、それが最小限に抑えられといった方が良いかもしれません。
5カポ以上で無理やりローコードでアレンジをして日々サボって遊んでいる僕にとっては、大変ありがたい話です…。
バランスGood
また、各弦の音のバランスも最高です。6つの音が1つにまとまり、まるで面となってひらひら飛んでくるような感覚。プラスチックカポやSHUBBカポでは味わえない鳴り方だと思います。
エリオットカポを使うデメリット
ない!です。
まあ強いて言うなら、クリップ式のカポに比べると付け外しが煩わしいことくらい…だと思います。
あとは、めんどくさい or こんな高いの怖くて使えないよ→ギター触る回数が減るとかもないことはないのかもしれません。(知らんけど)
また、いいものを使うことによって得られる音のバランスやサスティーンの感覚に早いうちから慣れておくと、ピッキングやそのニュアンスのつけ方にもジワジワと良い影響を与えるのではないかと思います。
アコギ(ソロギター)に関しては僕の経験上、高いものを手に入れてそれに慣れておくことは良いことだと感じます。
エリオットカポはほかのカポとは一味違います…
価格はカポとしてはありえないくらい高いので評価は★2つです。あとは全項目★5をつけたいところですが、クリップ式のカポに比べると使いやすさは劣るので少し評価は低めに設定しました。
総評としては最高のカポなので、どこかで見かけたら一度そのサウンドを体験してみてほしいです!