アコギ弾きの爪の整え方をサラッと説明

こんにちは、ソロギター・アコギ畑にどっぷり浸かって4~5年くらいになる「なえ」と申します。

今回はアコギを指で弾くなら避けては通れない「爪どうする問題」の僕なりの最適解を語ろうかと思います。

結論から言うと左手に関しては「可能な限り深爪」、右手は「どういう音を自分が出したいかによる」です。特に右手の爪の削り方次第で、生音をかなり変化させることが出来ます。プレイアビリティにも影響あります。

というわけでこの記事では右手の爪の削り方にフォーカスして語ろうかなと思います!指でギター弾く人・ソロギターが趣味の人向けです。(指頭奏法・ピッキングetcに関してはノータッチでいきます)

(※経験則なのであくまで参考程度にお願いします…!)

アコギでどういう音を出したいか?

まず「出したい音を決める」ところがスタートです。これが決まらないことには、爪をどういう方向性で整えていけばよいのか分かりません。

「出したい音?なんだそれ」って感じだと思います。個人的には、以下の2つに大別できると考えます。

  • 輪郭がくっきりしている鋭い音、The アコギって感じの音、素朴
  • 輪郭が丸く柔らかい音、いい意味でアコギっぽくない(かもしれない)

例をいくつか挙げると、前者はMOROHAのUKさん、Tam luさんなど。 後者は僕の好きなギタリストのSakuさんが分かりやすいです。

ピザラジの動画が分かりやすかったです…。
Tam luさん
Sakuさん

念のために言っておきますが、どっちが良い悪いなどは一切ありません!自分がどちらの音がより好みかというところが一番大切です。

アコギ弾きの爪の削り方(親指以外)

準備するもの

  • ガラス製の爪やすり
  • EZ Flowのキラーホエール(できれば)

爪切りだとどうしてもムラが出来てしまう・爪にも負担がかかるのでこれらをそろえておくと良いと思います。

キラーホエールはガラスファイルよりもずっと目の細かいヤスリです。より滑らかに仕上げるときに使います。あ、親指に関しては適当に短くしてます。

輪郭がくっきりしている鋭い音を出したいとき

個人的には鋭い音を狙って削るのは簡単だと思っています。というより僕の場合はむしろ何も意識せずに爪を整えると勝手に鋭い音になります…。

とりあえず、弦と爪ががっちり引っ掛かることを避けるために、表面を滑らかに削ることを意識しましょう!

①全体的に長さを整える

まずはガラスの爪やすりで長さを整えます。(爪の白い部分が大体2~3mmくらい) 長さなんざよくわからないという方は指先の肉と爪が同時に弦に触れるくらいの長さにしてみてください。

また、指先のカーブに沿って長さを均一にします。

②角を取るようにやすりを当てて削る

爪やすりだけだとどうしても角が出来てしまうので、それを取り除きます。ピッキングの時に引っかかるのを防ぐ目的です。

イメージとしては爪を超拡大して横から見た時に、「コ」→「つ」にする感じです。

③後はキラーホエールでもっとなめらかに

最後はキラーホエールでつるつるに仕上げて完成です。弦に爪を当てて引っ掛かりがないかどうか確認しながら最終確認を行いましょう!

輪郭が丸く柔らかい音を出したいとき

こっちは少しだけ狙うのが難しいかもしれません。

全体的に長さを整える

こちらも同じです。

②小指側に山ができるように成型する ※重要

「へ」を反転させた形になるように削ります。こうすることで弦が指に触れてからリリースされるまでの抵抗を減らすことができ、なめらかな音に繋がります。

※これは僕の手です

中指と薬指を見るとわかりやすいかもしれません。小指側に山なりに形を整えています。

特にプレーン弦(巻弦じゃない弦)に対して有効で、ギラギラしたサウンドから落ち着いたサウンドに変化させることが出来ます。中指薬指に大げさに山を作っているのはそれが理由です。

ちなみにこの写真の爪の長さは個人的にはちょっと長いかな?と感じる頃です。あと1mmくらい短くしてちょうどいいくらいかも。(ご想像通り手入れは面倒なのでついさぼりがちです!)

③角を取るようにやすりを当てて削る

同じ。

④後はキラーホエールでもっとなめらかに

同じ。

アコギの爪問題は個人差ありですが…。

いかがでしたか!

爪の形や大きさなどは十人十色なので一概にこれが正解とは言えませんが、一度試してみる価値はあると思います。自分の爪や手に合わせた整え方を考えるきっかけにしてみてください。

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